市川透 陶展 Toru Ichikawa Solo Exhibition
2024年1月9日（火）〜1月27日（土）
11:00 ~ 18:00 最終日は16:00閉廊 定休日：日曜日・月曜日
出展作家 / Artist
市川透 在廊日：1月12日(金)、1月13日(土)
桃青京都ギャラリーでは、2024年のスタートを飾る企画展として約3年ぶりに市川透による個展を開催いたします。本展では、茶盌、酒器、花器、香炉、オブジェなど大型作品から小作品までの幅広い新作約70点を展示いたします。 2011年に隠﨑隆一氏に師事し、備前焼の技法と自由な発想による造形感覚を学んだ後、2015年に彗星の如くデビューを果たした市川は、美的感性と存在感溢れる作品を発表し続けています。 鉱物と酸化金属を独自の配合で組み合わせることによって生み出されるメタリックな質感と鮮やかな色彩が吹き込まれた作品は、従来の備前焼の枠を超越しており、観る者を魅了する華やかさと躍動美を演出しています。 市川の作品の見所は、造形や色彩の独創性にとどまらず、作品に込められたメッセージ性にあります。作品に施された鮮烈な赤は、まるで人間の血液を想起させ、武士道の精神やラテン語のメメントモリに通じる「死」を意識させると同時に、混沌とした現代において「生」を真剣に考えさせる哲学的なメッセージを提示しています。 自分が置かれている現状を打破しながら新たな造形美を追求し、人々の価値観や美意識を揺さぶる作品を産み出し続ける市川透の個展にぜひご期待くださいませ。 ＊こちらの個展は、ギャラリーCとギャラリーAの両方のスペースで開催されます。 The Toru Ichikawa solo exhibition was held in May 2021, which marked the beginning of the exhibition series at Tosei Kyoto Gallery. Now, after a three-year absence, Toru Ichikawa's solo exhibition will be held to mark the start of 2024. Please look forward to new works by Toru Ichikawa, who is constantly pursuing and challenging new forms and concepts of ceramic art.
ギャラリーAの展示情報はこちらをご覧ください。
【展示作品 / Exhibited Works】
